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無保険車傷害保険は、自分が事故の被害者になった場合に備えて加入する保険です。

無保険車傷害保険とは、被保険者が被害者となる事故で死亡したり後遺障害が生じたりした場合、相手が保険未加入であったり、保険に入っていても損害賠償額を保険で補えない場合に、その不足分を補償する内容になっています。

被保険者の逃走行為や自殺行為、犯罪行為によって起きた事故や故意の事故で死亡したり、障害が生じた場合も補償されません。また、記名被保険者や配偶者、同居の親族、別居の未婚の子が補償対象となるので、逆に賠償義務が家族にある場合は保険金が支払われないので注意しましょう。

遅延損害金を含めるかどうか

無保険車傷害保険は、若干議論がかわされる保険です。

どういった議論かというと、遅延損害金を加害者が負担すべき損害賠償額に含めて考えるかどうか。つまり、無保険車傷害保険で遅延損害金が補償されるかどうかということです。

無保険車傷害保険について判断した判決(最高裁平成24年4月27日判決)で、最高裁は無保険車傷害保険で補償される金額の算出に遅延損害金は含まないという判断をしました。無保険車傷害保険金は、被害者等の損害の元本額から支払われた自賠責保険金を差し引いて算定すると判示しています。

おそらく同じ意味合いから、弁護士費用なんかも含まれないでしょう。

無保険車傷害保険は少し毛色の違う保険

対人賠償・対物賠償は、相手方が被害者という立場になる事故に備える保険です。過失割合があり、自分が100%加害者というわけではありませんが、保険金が支払われる場合は少なからず加害者という立場にもなっているということです。車両保険(一般タイプ)は、単独事故や当て逃げといった相手のいない(わからない)事故が補償対象となる保険。

自動車保険は、相手もしくは相手の物の損害を補償する保険、車両保険のように自車の損害を補償する保険、そして搭乗者のケガなど損害を補償する保険のいずれかに、ほとんどの保険・特約は分けられます。しかし、無保険車傷害保険は、自分が事故の被害者になった場合の損害に対して補償される保険となっていて、他に比べると少し特殊です。

本来相手が支払うべき損害賠償額をどうして自分の保険でまかなわなければいけないのか、という引っかかりがあるかもしれません。しかし、自賠責しか入っていないという人はごく少数というわけではありません。万が一、加害者が保険見加入で損害賠償額を支払えないという場合に備えて、入っておいたほうが良いと思います。

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