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60歳代、70歳代の高齢者の方でも、自動車免許を取得することは可能なのでしょうか?

第一種普通運転免許は18歳以上と年齢の下限は設けられていますが、上限は設けられていません。ですから、60歳でも70歳でも免許を取得することはできます。

ただ、ルール上取得可能だから、免許をとると安易に考えてはいけないのかなと。

高齢者の自動車事故は増加傾向

自動車保険業界でも高齢者の保険料は高くなる傾向にあります。

高齢者のほうが治療費が高額になりがちとか、運転歴が長くノンフリート等級が高いために割引率が高くなりがちといった理由もあります。しかし、その理由の1つに、高齢者の自動車事故が増加していることもあるのです。

高齢者の自動車事故が増えているのは、「高齢化社会が進んでいるからで、高齢者であることは関係ない」と言う人もいるでしょう。確かに、高齢化社会が進んでいることも理由だと思いますが、それだけではありません。

自動車の運転には、経験と技能の2つが必要だと思います。ここでいう技能というのは、運転能力はもちろん、危機回避能力であったり、瞬時の判断能力であったり、もっというと視力や聴力など身体能力も含めます。

運転歴が長くなるにつれ、経験を積んでいきます。一方で、身体能力を含む技能は、一定の年齢を過ぎると衰えていきます。損保会社のデータでは、経験の浅い20代は事故率が高く、徐々に低下していきます。そして、40歳、50歳代で一番事故率が低く、そこから事故率は上昇していくのです。

現実問題として、本人が「若いものには負けん」と体力に自信があったとしても、視野や判断能力なども含む身体能力は低下するものです。

高齢者の運転には否定的な意見が多い

ネット上のQ&Aサイトなんかを見ていると、賛成意見もありますが否定的な意見のほうが多いですね。個人的には何とも言えません。「自分は大丈夫」という理由で運転免許を取得しようと考えるのであれば、反対です。

ただ、私も車がないと生活するのが厳しいほどの田舎暮らしをしていたことがあるので、車がないとどうしようもないという地域があることは知っています。タクシーや公共の交通機関を使えばという意見もありますが、簡単に利用できない地域もありますからね。

年齢による身体能力低下によって、若い頃に比べて事故を起こしやすくなっていることも確かです。事故は自損事故だけではありません。加害者になる可能性もあります。また、加害者、被害者関係なく、ご自身の命に関わりますから、本当に必要なのか、代わりの方法がないのかなど、しっかりと考える必要があるでしょう。

車の購入費用や自動車保険など、マイカーを所有すると維持費がかかるのも考える問題です。でも、60歳、70歳代になってから自動車免許を取得して運転するかどうかの判断は、費用ではなく、安全面を再優先して考えるべきです。

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